黄泉の国

お正月。
めでたい雰囲気につられてか黄泉の国から帰って来たみたいな人たちが街に結構いる。
大丈夫か。
駅と電車は空いている。
電車は混み過ぎていても空いていても生気を失ってしまって、このまま黄泉の国に連れて行かれそうだといつも思う。
ほどよい乗車率だと生気が保たれる乗り物。
極端なものには魂を売ってしまうのだろうか。
斜め向かいに座る男児のズボンの丈が明らかに足りてないので買ってあげてほしい電車内。